高尾宏治日記 on はてなブログ

プログラミング言語Rubyを中心とした技術情報を扱うブログです(Microsoft Surfaceはやめました)。

Surface ProをWindows 8.1にアップデートしてしまったあなた、残念ながらBluetoothのキーボードとマウスのどちらかしか使えません!! #SurfaceJP

(2013/11/12追記:本日のWindows Updateにてこの問題が解決されていることが確認できました。Microsoftの関係者のみなさまの対応に感謝します!!)

先日の記事ではWedge Touch Mouse Surfaceの初期不良を疑っていた のですが、マウスが使えなくなってしまう原因がわかりました。

Windows 8.1が原因でした

マイクロソフトのSurfaceサポート窓口にも相談してサポートの環境でも再現したので間違いありません。

結論: Surface ProではBluetoothキーボードは使えません!

先に結論から言っておくと、Surface ProをWindows 8.1にアップデートしたらBluetoothのキーボードとマウスのどちらかしか使えなくなりますので、タイプカバー/タッチカバーで代用可能なBluetoothキーボードの使用はあきらめてください

Windows 8.1にアップデートせずにもうしばらくWindows 8のまま使うのもありですね)

それでは詳細を説明します。

異常発生...

今週の月曜日に Wedge Mobile Keyboard for Businessを購入して

火曜日には Wedge Touch Mouseを購入して

正直浮かれていました。ニュースサイトでもないのに製品レビューなんかもしちゃってました。

だがしかし、キーボードとマウスを接続してしばらくするとマウスでの操作ができなくなりました

マウスの電源のON/OFFを繰り返してもまったく操作ができず、 Wedge Touch Mouseは買ってはダメ!!的な記事 も書きました。

あれっ、今度はキーボードが操作できないぞ!?

それからしばらく作業をしていると

今度はキーボードでの操作ができなくなりました

キーボードの場合は電源のON/OFFで使えるようになったので、たまたまかなと思っていましたが、たまたまではありませんでした。

キーボードかマウスのどちらかが使えなくなる現象が頻発するのです

これはおかしいと思っていろいろ調査すると、

な、なんと、スリープから復帰したときに最初に操作した方しか使えないではありませんか!?再現率は100%です。PC、キーボード、マウス、これらすべてがMicrosoft製なのになんということでしょう

ざ、残念すぎる...

スリープから復帰後、

マウスを操作した場合はキーボードの電源ON/OFFによって復活するのでまだいいのですが(いや、けっして良くはないですよ~)、

キーボードを操作した場合はひどいです。

マウスの電源ON/OFFでは復活せず、一旦マウスのデバイスを削除してペアリングからやり直しです(結構この作業に時間がとられちゃいました)。このためスリープから復帰後は必ずマウスを操作するようにしています

なお、一旦キーボードかマウスのどちらかが使えなくなったとしても、もう一度Surface Proをスリープさせてから復帰すると、どちらか先に操作した方が使えるようになります。

万が一、キーボードを操作した場合は再度スリープから復帰させてマウスを操作すればいいです(いや、けっして良くなないですよ~)。

サポート窓口で相談

Surface用のサポート窓口に連絡して再現方法と再現率が100%であることを伝えると、サポートの担当者の方で同じ環境を用意して確認してみるとのことでした。しばらくすると確認結果を共有するための電話がありました。

  • サポートの担当者の手元でも再現したこと
  • 回避方法はないこと
  • Windows 8では再現せず、Windows 8.1でのみ再現すること
  • 不具合としてマイクロソフト本社に報告すること
  • いつ修正されるかはわからない

といったことをお聞きしました。

ざ、残念すぎる。買ったばかりのキーボードがまともに使えないなんて...

キーボードを返品することもできるのですが、キーボード付属のタブレットスタンドがものすごく便利で手放せないため、いつかは修正されると信じてキーボードは返品せず、スリープから復帰後はマウスから操作するように気を付けて使うことにしました。

まとめ

Surface ProをWindows 8.1にアップデートしたらスリープから復帰後にBluetoothのキーボードとマウスのどちらかしか使えなくなります。いちいちスリープから復帰後にマウスから操作するように気を付けるとか残念な感じです。それならばいっそタッチカバー/タイプカバーで代用ができるBluetoothのキーボードの使用をあきらめたほうがいいのではないでしょうかね

あと、Windows 8では問題ないようなので、Windows 8を使い続けるとか...いや、ないない。

まぁ、今回は問題が見つかって、それをきちんとフィードバックできてよかったと思うことにします。

余談: オープンソースだったらな~

私の周りにはソースコードを見ることができるソフトウェア (RubyApacheLinuxEmacs...)がいっぱいあります。なので問題が発覚したら原因を調査してソースコードを修正したりします(もちろん問題を報告するだけで自分では調査しないこともあります)。それなのに今回は問題を調査するところまでしかできず、あとはどこか私の知らないところで、いつか修正されるのを待つことしかできないというのが歯がゆい感じがしました。いつかは一般の人でもWindowsのソースコードが入手できてデバッグを手伝うことができればいいな~と思ったりしました(でも実際には巨大すぎでどこから手をつけたらいいのかわからないのでしょうけどね)。